甘南備山逍遙にようこそ
 京都府京田辺市西部にある甘南備山(かんなびやま・かむなびやま)は古代から名の通った山です。標高は217.5mで決しては高くありませんが、京都山城地域から良く目立つ位置にあります。
 このサイトは、甘南備山や周辺を裏庭のように歩き回っているうちに、「今、この自然や里山としての風景を記録しておきたい」という気持になり、開設しました。
 雑木林、竹林、ヒノキ林、笹原、せせらぎ、池、冬イチゴの群落、シダの群落、紅葉、滝、など懐かしい光景が広がります。タヌキやホタルや青サギなどの小さな生き物達も。下の田んぼではレンゲが咲いています、コスモスも咲いています、柿が鈴なりになっています。頂上からは京都市街や比叡山、近いところでは木津川の流れが眼下に見えます。
 ガーデニングに精出すのを明日は休んで出掛けませんか。遠くの有名なハイキングコースや登山もいいけど、あなたの家の近くにもお気に入りの場所があるでしょう。

 しかし、悲しいことに甘南備山は写真ではわからない騒音に囲まれています。京奈和自動車道が山の東の裾野を通り、新たに山手幹線道路の建設工事が進んでいます。また、国道307号バイパスが開通し西側の静かな扇池も居心地のよいところではなくなってしまいました。まさに満身創痍。
 かけがえのないものを破壊することで手に入れた土採り場も、ミニ開発も、通過交通のための幹線道路も、本当に必要なものなのか。私たちは、とんでもない間違いをしているのではないか。ときとして、私の甘南備山逍遙は、そんなことを考え込む山歩きになってしまいます。
 でも、気を取り直して、ゆっくり見てまわりましょう。

アサギマダラ
コンテンツ
甘南備山 甘南備山周辺 その他
甘南備山遠望 虚空蔵谷の滝 大洞山(三重県)
秋の甘南備山 薪から興戸へ 紀淡海峡加太 四国山
冬の甘南備山 天王朱智神社、蛇 宇治、天ヶ瀬ダム、森林公園
笹回廊と吉やんの滝 二月堂のお水取りの竹送り
雪の景、タヌキの足跡
扇池
 でも、このサイトは、甘南備山に皆さんをご招待したくて開設したものではありません。皆さん自身が、ご自分の身の回りの里山を思い出し、その良さと歩き回ることの楽しさ、身近な植物や動物の美しさとかけがえのなさを再認識して頂きたいのです。そして少しでも、ほとんど省みられなくなった身近な自然の破壊を和らげることができたらいいなと思っています。
≪甘南備山 プチ知識≫
   お国自慢のようですが一応紹介しておきます
甘南備山は神奈備とも、神南備とも書くが、要は神の隠れる山つまり神山であるといわれている。
継体大王が大和に入り、最初に居を構えたのがクズハ(樟葉)の宮で二つ目がここ甘南備山の麓、ツヅキ(綴喜)の宮であるといわれている。
奈良朝以前の勅令により、隼人が舞人として移住させられた先がこの地である。大隅隼人の移住先は大住村に、薩摩隼人は薪(たきぎ)村に、日向隼人は松井村になった。これらの村は京田辺市の町名として残っている。ちなみに大住地区には隼人達の舞を再現した隼人舞が伝承されており、毎年秋に月読神社(つきよみじんじゃ)で奉納される。(左の写真)
また薪地区は能の起源となった村である。(薪能…たきぎのう といいますね)
平安京遷都の時には、甘南備山が都のちょうど南にあるとこから朱雀、白虎、青竜、玄武のうち、朱雀と凝せられた。
薪地区には、あの一休和尚が晩年を過ごした、酬恩寺(通称一休寺)がある。
少し甘南備山からは離れているが、天王地区や普賢寺地区などの竹は奈良東大寺二月堂のお水取りのお松明として届けられます。(2月11日に行事があります)

月読神社 隼人舞
素材提供

トップのムーヴィーに出てきた鳥はコゲラです。安曇野の「きつつき工房だより」さんのサイトから頂戴しました。
安曇野の自然や鳥の素材がたくさんあります。

協力
s-lesson
関連サイト: 自分流に愉しむ「気まま」な庭づくり
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