甘南備山逍遙にようこそ
甘南備山逍遥  三重県・大洞山 2000.11.20  更新
今回は、ウォーキングというより山歩きです。奈良県から少し三重県に入ったところの大洞山(標高1013m)に行ってきました。
大洞山を遠望
 11月3日は、あいにくの曇り空でした。頂上あたりはずっと雲の中で、期待していた眺望は全く見られませんでした。
登り始めは、山の南側の国の天然記念物、三多気の桜で有名なところからです。ガイドブックに載っている出発地の目印にしていたキャンプ場が閉鎖されていて、看板も出ておらずおおいに迷ってしまいました。
 登り始めから真っ直ぐ北に雌岳へ向けて登ることができますが、相当の急登ですので、東斜面から大回りして登ることにしました。地図には桔梗平というように出ています。その途中の山道の風景が下の写真です。
大洞山全景(西から望む)
秋の大洞山・山道は庭園を歩くよう
前日までの雨風で、紅葉した葉っぱはすっかり散ってしまって、まだ元気な緑の葉だけが残っています。地面には落ち葉が敷き詰められ、石畳が隠れています。苔むした岩がゴロゴロして、まるで京都の庭園を歩くようです。なんともいえない気持ちのいい晩秋の風景でした。
 このコースは雑木林の中を歩くことが多くて、私の好みですが、暗いヒノキの樹林の中や、笹街道などもあり、変化に富んだコースです。途中、遠く伊勢湾も望めました。本来なら尾根部や頂上からの眺望は良く、くろそ山などをまじかに見るすることができますが、残念なことに当日は雲の中でした。大阪から距離があるためか、天気がもう一つだったためか、他のハイカーにほとんど会わず、この気持ちの好い庭を独占的に楽しんでいるような気分に浸れました。
山の東斜面の山道
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