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甘南備山逍遥  天王・朱智神社、蛇、エビガニ 2000.11.1  更新
天王朱智神社
 京田辺市の中央部を流れる普賢寺川の上流に、天王という集落があります。この集落は山のほぼ頂上近くにあり、竹の産地で有名です。奈良の東大寺二月堂のお水取りのたいまつの竹はこの天王の竹やぶから切り出されます。竹送りという行事が行われているそうです。
 先日、普賢寺小学校の脇からこの天王集落めがけて歩きました。天王集落の、これまた一番高いところ、大阪府との境界になっている稜線近くに朱智神社があります。掃除も行き届いて、気持ちのいいお宮さんです。

 ドロアシ夫婦のウォーキングは、健康のためということもありますが、むしろ自然を楽しみたいほうです。もっと早足で歩かないと運動効果がないとか言われそうですが、私達はやたらと立ち止まります。やれこの花が懐かしいとか何とか言いながらです。動物にも会いました。もちろん信州や北海道では珍しい野生の動物に会いますが、ここ生駒山地の北端でも、狸やウサギくらいは見かけます。
天王、朱智神社
カエルをくわえたシマヘビ
 道の横で落ち葉ががさがさという音がしました。あれっと思って立ち止まると、その音が移動していきます。大きな動物ではないようです。溝の中を動いていきます。そっと覗いてみると、蛇が蛙をくわえていました。体長1mちょっとのシマヘビ?です。蛇は私の姿に驚いて、じっとこちらを見ています。私はとりあえず、この写真を撮りました。もっと近くで撮ろうと近付いたとたん、蛇は蛙を放して逃げて行きました。蛙も慌てて、こちらに逃げてきます。私は、蛇にすまんことをした、と声に出して謝りました。 蛇と蛙
エビガニ
 普賢寺川でみつけたエビガニです。いわゆるアメリカザリガニです。きれいな透き通った水が流れる、こんな浅いところにいたら、すぐに捕られてしまうがな、と心配になりました。でも今時の子達は、自分でこんなのを捕ることをしないのかもしれません。ホームセンターでは売られていますがね。おっさんである私は、「するめ」と「たこ糸」を持って来れば良かったと、思ってしまいました。 普賢寺川のエビガニ
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